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ワーク・エンゲージメントとは

ワーク・エンゲージメントとは

ワーク・エンゲージメント(Work engagement)とは「仕事に関して肯定的で充実した心理状態」を表しており、バーンアウトの研究で有名なユトレヒト大学ウィルマー・B・シャウフェリ(Wilmar B.Schaufeli)教授により、以下のように定義づけられています。

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ワークエンゲージメントは、仕事に関連するポジティブで充実した心理状態であり、活力、熱意、没頭によって特徴づけられる。エンゲージメントは、特定の対象、出来事、個人、行動などに向けられた一時的な状態ではなく、仕事に向けられた持続的かつ全般的な感情と認知である http://www.jsomt.jp/journal/pdf/063040205.pdf

上記のように、ワーク・エンゲージメントは3つの要素から構成されています。

  • 活力(Vigor):仕事に取り組む高い水準のエネルギーや心理的な回復力、粘り強さ
  • 熱意(Dedication):仕事に対する思い入れや誇り、やりがい
  • 没頭(Absorption):仕事に取り組む上で雑念がなく、集中できている状態

つまり、ワーク・エンゲージメントが高い人は「仕事を楽しみながら積極的に取り組み、エネルギーに満ち溢れ、集中している」状態にあると言えます。

なお、エンゲージメントにおける没頭は継続性を重視します。派生元に「フロー状態」の概念がありますが、フローが短期的な没入を意味するのに対し、エンゲージメントの没頭は長期的な日々の没頭を意味します。

関連する概念

ワーク・エンゲージメントに関連する概念を、「活動水準」「仕事への態度・認知」の2つの軸により以下のように整理できます。

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  • ワーク・エンゲージメント:仕事にやりがいを感じており、かつ高い活動水準で働けている
  • リラックス:仕事や職場のことは好きだが、仕事に没頭しているわけではなく、実際の業務活動は低い水準に止まっている
  • ワーカホリズム:高い水準で活動しているが、「なんとかして終わらさなければいけない」など後ろ向きな動機やそもそも仕事のやりがいについて考える余裕がない。ワーク・エンゲージメントは「I want to work」で言い表せるのに対して、ワーカホリズムは「I have to work」で説明できる。
  • バーンアウト:不満感・疲労感で社会的活動を停止し、意欲を喪失してしまう状態

ワーク・エンゲージメントを高める効果

ワーク・エンゲージメントを高めることで、

  • パフォーマンス/生産性の向上
  • 業務における心理的苦痛の軽減
  • 離職意思の低下

といった効果があります。

逆にバーンアウトに陥ってしまうと、

  • 病欠する可能性が63%増加
  • 積極的に転職活動を行う可能性が2.6倍
  • パフォーマンスへの自信が13%低下

するといった結果が出ています。

ワーク・エンゲージメントを高める方法

こちらのページに従業員の課題に応じた取るべきアクションがまとまっています。

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ワーク・エンゲージメントを高めるためのアクション集

ワーク・エンゲージメントを計測する方法

ワーク・エンゲージメントを測るために広く用いられている方法として、ユトレヒト・ワーク・エンゲージメント尺度(Utrecht Work Engagement Scale:UWES) というアンケート指標あります。 これは「活力」「没頭」「熱意」の3つの尺度を17の質問で測定するものです。

派生として日本人労働者に合わせた日本版UWESもよく用いられます。

welldayではどうやって計測しているか

welldayでは従業員に質問をし、回答を得ずともワーク・エンゲージメントを算出しています。

これは

  • 過去に行ったアンケートの回答結果
  • 回答した従業員のSlack/Teamsの行動データ

を組み合わせ、AIでアンケート回答時の行動をパターン認識をすることにより、計測の実現を可能にしています。

例えば、○○のような言動をしている人は、「あなたはどの程度、自分の仕事にわくわくしたり興味を感じたりしますか?」という質問に対して「非常に感じる」と回答する傾向にある

といったようなパターン認識を行うことでワーク・エンゲージメントを算出することができます。

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welldayでもSlackのデータから分析した値と、サーベイの回答結果に相関にあることを確認しており、サーベイの回答がなくともワーク・エンゲージメントを算出することができています。

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