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ストレスマネジメントスコアを知る

ストレスマネジメントスコアとは

従業員が職場環境や業務、人間関係など様々な要因からどれほどストレスを感じているかを表す指標です。どれほどのストレスに耐えれるかは個人差があり、ストレスマネジメントスコアが A に近いほどストレスを感じていないことを表します。

ランク詳細
A (60~)
全くストレスを感じていない状態
B (54.4~60)
ほとんどストレスを感じていない状態
C (50~54.4)
ストレスを十分にマネジメントできている状態
D (45.6~50)
ストレスを感じているがマネジメントできている状態
E (40~45.6)
ストレスを感じており注意が必要な状態
F (~40)
非常にストレスを感じており対策が必要な状態

ストレスマネジメントはワーク・エンゲージメントと合わせて解釈

ストレスマネジメントスコアが高い(A)だからといって、一概に良いとは言えません。ストレスマネジメント指標は、単一では解釈が難しく、ワーク・エンゲージメントと掛け合わせた判断が大切です。

ワーク・エンゲージメントと、ストレスマネジメントを掛け合わせると働く人のコンディションは以下の4つの象限で分けられます。

・ワーク・エンゲージメント(仕事に夢中) ・リラックス(仕事に没頭できてない) ・バーンアウト(燃え尽きている) ・ワーカホリック(強迫的・過剰に働いている)

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それぞれの状態をどのように判断したら良いかは、こちらの表をご覧ください。

各状態の定義と具体例について

項目コンディションの解釈目安状態の定義特徴
ワーク・エンゲージメント(仕事に夢中)
理想的な状態😊
仕事に誇りとやりがいを感じ、熱心に取り組み、仕事から活力を得ていきいきとしている状態です。
・仕事は楽しいものであると認識 ・有意義に働けていると感じている ・仕事の重要性を認識できている ・現実的な目標の設定ができる ・自己評価がポジティブ
ワーカホリック(強迫的・過剰に働いている)
ケアが必要な状態😖
ワーク・エンゲージメントは「働きたい」で言い表せるのに対して、ワーカホリズムは「働かなければならない」で説明できます。後ろ向きな動機や、仕事のやりがいについて考える余裕がない状態です。
・不安を回避するために行動する ・非現実的な目標を設定してしまう ・自己評価がネガティブ ・仕事中でなくても頻繁に仕事のことを考える ・組織からの期待や経済的な必要性以上に働く ・頭痛や不眠になる ・飲酒や暴食など気晴らし習慣が増える
リラックス(仕事に没頭できていない)
能力を十分発揮できてない状態😕
仕事に没頭しているわけではなく、実際の業務はあまりアクティブではない状態です。
・業務に夢中ではない ・業務外の交流や趣味の優先順位が高い ・余裕を持って仕事に取り組む
バーンアウト(燃え尽きている)
ケアが必要な状態😖
燃え尽き症候群のことで、不満感や疲労感を抱えており、仕事への意欲を失っている状態です。
・仕事がつまらないと感じる ・仕事の結果をどうでもいいと感じる ・顧客や同僚と関わりたくないと感じる ・頭痛や不眠になる ・飲酒や暴食など気晴らし習慣が増える